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  1. 行政書士試験の学習
  2. 再受験生の学習の注意点

再受験生の学習の注意点

ここでは前年度の試験の得点から検討します。

150点以下

行政書士試験では、ある程度の努力をすればほとんどの人がすんなりと150点付近までの実力はつきます。そういう意味で150点以下だった受験生は、恐らく自分自身でも「合格しない可能性が高い」「あまり勉強をしなかった」という認識のもとに試験日を迎えた方が多いのではないかと思います。
一方で、ある程度の期間しっかりと勉強しているのにこの点数に至らなかったという方は、その学習における方法や計画等に大きな問題があるのではないかといえます。

いずれにしても、150点以下ということは合格道場で掲載している過去問題のレベル付けでいうとレベル1~3の問題を多く落としている状況ですから、つまり基礎学力がまだできあがっていない状態です。

したがって、今年の受験に向けて学習する際は、前年度の下地があるという認識は持たないほうが良く、初受験と同様の学習計画、すなわち全分野テキストによるインプットからやり直す必要があるかと思います。

また、ある程度の期間しっかりと勉強したのに150点以下という方については、このページを含む合格道場の「行政書士試験の学習」にある記事をよく読んで、受験の心得的なものも参考にして取り組んでください。

なお、受験した年度から数年間が開いている受験生の場合も、たとえ150点以上であったとしても忘れている部分が多いでしょうから、同様に一からやり直す必要があるかと思います。

151~170点

前年の試験が151~170点であった方は、一定の努力はしたものの行政書士試験を甘く見ていた方に多いのではないかと思います。
一定の基礎知識は出来上がっているがまだ不足がある状況といえるので、今年の受験に向けて学習するにあたっては、全体の基礎知識の底上げが必要であり、特に弱点となっている分野については、合格道場の練習問題を手につける前にもう一度、インプットからやり直す必要があります。

可能であれば、参考書を心機一転して変更させるというのも一つの策です。
これは、不合格の原因が昨年使用した参考書の質であるという意味ではなく、たとえ同じ内容が書かれていても、違う言葉で説明されていることによって、より深く理解し、知識の幅を生むことに繋がりやすく、様々な角度からの問題文に対応しやすくなるからです。
例えば、問題を解いて分からなかった場合に解答をみてみると「あーこのことだったのか」ということがありますが、こういうのが減っていきやすいです。
また、基礎が不足してるわけですから、過去問題の学習も再度しっかりやる必要があると思います。

171点以上

このレベルにある方は、前年度の受験の際は十分に努力された方が多く、それだけに今後どのように学習を進めればよいのか見失ってしまっているという方も多いのではないでしょうか。
一定の基礎知識は出来上がっているといえるので、参考書についてはいわゆる学者本なんかを使用してみても良いかと思います。
一般に、不合格したからといって学習の範囲を広げる策を講じるのは推奨されず、基礎を見つめなおすべきだといわれますが、このレベルにある方であれば大丈夫だと思います。

しかし、180点取れなかったのは、演習力・応用力の不足が最大の原因なので、学習の中心に据えなければならないのは合格道場の練習問題や市販の各社の予想模試など練習問題を多く解くことです。

また、縁起の悪い話ではありますが、170点台を繰り返してしまうという受験生は多くいるので、くれぐれも「あと一歩だった」という油断を持たないことです。何もしなければ当然記憶はどんどん薄れていきます。なるべく早くに学習を再開するべきだと思います。
仮に現状維持にプラス1歩分のレベルアップを図ったとしても、毎年合格率に大きな開きがあるように、次の試験の難易度で考えれば、必ずしもあと一歩分の勉強で良いとはいえないですし、同じ10点分のレベルアップでも、140点→150点とは訳が違い、170点→180点へのレベルアップには1点1点に大きな壁があるという認識が必要です。

なお、合計で180点以上取ったのに一般知識等でアシきりで不合格となった方は、言わずとも一般知識等を中心とした学習計画を組み立ててください。

まとめ

「運良く合格することはあっても運悪く不合格することはない。不合格だったのには必ずその原因があるはずである。」
勝負事や資格試験においてよく聞く言葉です。
不運であったと結論づけるのは簡単ですし、また、実際に不運がなかったとはいえないのかもしれません。

しかし、そこに敗因をもっていっては何ら成長は望めず、同じ轍を踏むことになってしまいます。敗因を真摯に見つめて、受け止めて、そしてしっかりその対策をして、前年度と比較して明らかなレベルアップをした状態で試験日が迎えられるように頑張ってください。

  1. 行政書士試験の学習
  2. 再受験生の学習の注意点

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