会員登録で大量のオリジナル練習問題、一問一答、各種テストなどが使えます。問題数3000超。「道場生受験体験記」は必見です!

  1. 道場生受験体験記
  2. 合格者インタビュー
  3. 令和5年(2023年)度 合格者
  4. 中村 佳織さん

中村 佳織さん(2023年合格)

中村さんの受験体験記 SNS

行政書士を目指した理由は?

私は20代の頃から漠然と「起業もしくは独立してみたい」という思いを持っていました。
何か自分で物事を動かしたりすることに興味があったのかもしれません。

興味はあったけれど、実際に何に取り掛かれば良いのかは全く分からず、自分が何をすべきなのかを何年も模索している状態でした。
結婚出産し、子育ても少しずつ落ち着いてきて、自分は何がしたいのだろう、と本気で考えていた時期に、父が亡くなりました。
両親は離婚しておりましたので、三姉妹の長女である私が父の相続についての諸々の手続きを引き受けることになりました。

相続のことなど全く分からなかった私は、司法書士の友人に相談したところ、快く相続に関しての手続きや実家の不動産登記手続きを引き受けてくれました。
何から手をつけて良いか分からない状態の私に道しるべを示してくれた友人にはとても助けられました。
感謝の思いと共に、私のように困っている人のお手伝いをできるような仕事ってないのかな?と思った時に、数年前にテキストは買ってみたものの中身を見て難しそうですぐに挫折した(笑)、「行政書士」という資格のことが思い浮かびました。
調べてみると、行政書士は相続手続きにおける遺言書作成、遺産分割協議書の作成など、相続手続きに関わることができると知りました。

法律の知識など全く無く、ごく普通の主婦をしていた私が合格できるのだろうか、と不安な気持ちがあったのと同時に、心の中では「挑戦してみたい!」という思いが沸々と湧き上がっているのを感じました。
行政書士の資格と独立開業という働き方は相性が良く、私が昔から思い描いていた理想像にピッタリとあてはまるものでした。
「絶対に行政書士になる!!」と決意を固めたその日から試験勉強を開始しました。

合格した瞬間どのように感じましたか?

もちろん「やったーー!」という喜びの気持ちもありましたが、2年目の受験でしたので、どちらかというと「ホッと一安心」というのが正直な気持ちでした。
これ以上、家族に負担をかけられないという思いと、もし不合格だった時に私自身が勉強のモチベーションを保てるかという心配もあったので、合格発表時に自分の受験番号を見た時はとにかくホッとしました。

数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか?

合格道場はとにかく問題数が充実していること、そしてちょっとした空き時間にスマホで問題演習ができること、さらにデジタルなので紙の問題集とは違い、間違えた問題だけを抽出して正解できるまで何回も解くことができます。
これを実際に紙の問題集でやると、間違えた問題に印を付けたり、前に間違えた問題をページをめくって探したりなど、一作業はほんの少しの時間だったとしても、それが積み重なっていくとかなりのタイムロスになります。
紙ベースの問題集ももちろんメリットはありますが、頼れる所はデジタルに頼って、自分の弱点を俯瞰的に見ることも大切かと思います。

合格道場は登録月によって費用が変動するシステムで、費用面では一般的なテキストまたは問題集に比べて少し値は張るかもしれません。
でもその元は十分に取れると言い切れるくらい、受験生の皆さんにとって活用する価値はあると思います。
私はデジタルならではの効率の良さと、「持ち歩ける問題集」のような身軽さ、そして、ちょっとした空き時間に解くのに丁度良い一問一答やガッツリ勉強している時には五肢択一、といったようにシチュエーションによって使い分けができる便利さに惹かれて、合格道場を選びました。

合格道場をどのように利用されましたか?

実は、私は1年目の試験直前かなりギリギリの10月くらいに合格道場のプライム会員に申し込んでいました。
直前に受けたLECの模試の結果が思わしくなく、このままでは合格できない…と一気に不安になり、藁をも掴む思いで合格道場に滑り込んでいたのです。(直前期に暴走するのは受験生あるあるですよね…)
しかし、せっかく申し込んだ合格道場もほぼ利用せず、結局最後まで勉強方法を模索したまま本試験に突入してしまい、やはり不合格。
申し込んだならもっときちんと活用しておけば良かった、と後悔したものです。

私は1年目の受験ではインプットはゆーき大学、アウトプットは受験生おなじみの合格革命肢別問題集を使用していました。
しかし、2年目の受験のアウトプットのメインは合格道場に切り替えました。
なぜなら、肢別は1年目の時に10周近く回しましたが、本試験ではほとんどお目にかからないような本当に基礎的な部分(例えば○か×かで答えられるような単純知識問題など)が掲載されていたり、さらに私の場合は解く回数ごとに問題の答えを覚えてしまい、あまり意味をなさなかったというか…。
その点、合格道場は単純知識問題から少しひねった問題も掲載されていますし、そして各分野につき問題数が多いので、たとえ以前解いたことがある問題でも答えを丸暗記することなく解くことができました。

私がしていた基本的な勉強方法としては、
テキストを読む→
その該当する部分の問題を合格道場で解く(解説が分かりやすいので、民法の難解な論点も理解することができて何度も助けられました)→問題に出てきた条文を確認する
をひたすら繰り返してそれを何周もしました。
さらに翌日には、前日に間違えてしまった問題をピックアップして再度解き直していました。

2年目は肢別は確認用に3周程度回しましたが、それ以外のアウトプットは合格道場オンリーです。
合格道場での五肢択一問題での各分野ごとの正解率を100%に近づけられるようにちょっとしたゲーム感覚で何周も回しました。(笑)

合格道場が提供するサービスの中で特によかったものはなんですか?

もうこれはなんと言っても毎日X(Twitter)に投稿される受験生への励まし、アドバイスですね。
勉強に対してのモチベーションが下がっている時、模試の点数が思うように上がらなくてメンタルが不安定な時、何度も救われてきました。
毎日投稿してくださってありがとうございます、という気持ちです。

もちろん法改正に沿った改討問題の掲載や法改正のポイントなど、サイトとしてもきちんと管理がされている安心感もあり、素晴らしかったです。

今後の予定について

長年望んできた独立開業ですので、もちろん開業コースまっしぐらです。
現在まさに開業準備中です。

これから受験される人にアドバイスをお願いします

勉強計画を立てずなんとなく勉強していると、今自分が何をしているのか分からず勉強彷徨い人になってしまうと思います。(1年目の私がそうでした)
ですので、そこまで厳密にやらなくても良いのですがおおまかな勉強計画を立てることにより(例えば○月までには行政法総論・民法総則を終わらせるとか)自分がいつまでに何をしないといけないのかを把握することが重要です。
勉強方法に迷ったらLEC横溝先生著の「行政書士シンプルで最強な合格戦略」がオススメです。

また、勉強時間管理アプリの活用も有効です。私はスタディープラスで2年目から時間管理を始めたのですが、1年目から記録しておけば良かったと後悔しています。
1年目はおよそ900時間、2年目は935時間で、勉強時間は2年間で約1800時間ちょっととなりました。
自分はこれだけ勉強したんだ、と自信にも繋がるのでぜひ勉強時間の管理もやってみてください。

そして記述式への取り組み方ですが、行政書士試験の記述式問題は基礎的な問題が多い傾向にあり、さらにR5年度問題45のように繰り返し同じような論点が問われる場合もあります。
記述式は配点が多いので対策は欠かせません。あまり出題傾向が読めませんが、とにかく条文、判例論点を目に覚えさせるくらいの勢いで何回も何回も繰り返し触れることが重要だと思います。

あとは本試験での時間配分対策もお忘れなく。
予備校の模試を複数回受けることによって自分なりのベストな配分が見えてきます。
私の場合、1年目は時間配分をあまり考えずに1回のみ予備校の模試を受けました。
そうしたら案の定本試験で焦り過ぎてしまい、記述も10分間で3問を解かなければいけない状況になってしまった結果、点数は見事に60点中4点でした…。

これを教訓にして2年目は7回模試(5回会場受験、2回自宅模試)を受け、記述式に30分間かけられる配分にしたところ、じっくり考えられて気持ちにも余裕ができたのが良かったのか、なんと50点を取ることができました。
記述式以外の行政法や民法やその他の科目に関してもおおよその時間配分を決めておきましょう。
本試験では極度に緊張していて、普段なら解けるような問題に時間がかかってしまうことが多いので、自分のベストな時間配分が決まったらなるべくその時間に沿えるように解くペースを早める訓練も取り入れていくと良いかと思います。

その他、質問以外でお話いただけることがあれば

長期間勉強することはかなりの精神力と努力が必要ですが、合格したら今までしてきた苦労が全て報われます。
応援してくれる家族や友人に感謝しながら日々努力あるのみです。
合格道場は合格への近道だと思いますので、あなたの勉強の中に取り入れて、合格を掴む日までひたすらに繰り返し解くことをオススメします。

頑張ってください!

  1. 道場生受験体験記
  2. 合格者インタビュー
  3. 令和5年(2023年)度 合格者
  4. 中村 佳織さん


ページの
先頭へ