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  1. 合格道場活用法
  2. 合格道場で学習した場合の利点

合格道場で学習した場合の利点

合格道場で学習することによって、独学の長所である低費用で自由な学習という点を維持しつつ、行政書士試験に関する様々な情報収集ができるということもあげられますが、そういった表面的な部分だけではなく、合格道場における問題を多く解くという学習方法自体にも大きな利点があると考えています。
以下は市販の教材を中心とした独学により学習していた行政書士試験受験生(初受験)のブログに書かれていた内容を要約したものです。

試験前:「現在、練習問題集や予想模試では優に正解率60%を超えており、ほぼ合格確実の実力がついたと思う。」

試験後:「本試験では、自分の持っている参考書や問題集では全く対応できない問題がたくさん出題されており、来年再度受験するにしてもどのように学習を進めればよいのか正直分からない。」


これはこの方に限らず行政書士試験に失敗した多くの独学者が陥る現象や悩みとも言えるものです。
市販の参考書・練習問題集・予想模試といったものは、いずれも紙面のスペースの都合や予想模試の性質上(当てなければならない)、基本的に過去問題をベースに作成しているため、参考書に基づいてしっかり学習を進めれば、練習問題集や予想模試ではそれなりの成績を残しやすいです。
もちろん、どの種の試験においても、過去問題の学習や研究と言うのは重要であり、それは行政書士試験でも例外ではありません。
しかし、現行の行政書士試験は過去問題だけでは対応できない問題も多く出題されており、過去問題のみをパーフェクトに学習しても、それだけでは合格圏内には届かないのが実情です。

むやみやたらと広範にわたる学習が良いわけではありませんが、市販の教材による独学はどうしても過去問題をベースにした狭い範囲での勉強になりやすい事に加え、こなす問題の絶対数が少ないため、2周目以降は各選択肢で問うている論点を理解していなくても、問題の配置的な記憶等により正解すること自体は容易くできるようになり、その結果、特に初受験生は自分の実力を過信しがちになります。
そのような状態で試験に望むと、知らない問題が多いばかりでなく、学習していた問題でも、違う角度から問われると対応できなくなることにも繋がります。そして、自分の所持する教材をしっかりこなしているだけに今後何を勉強すればよいか分からないとなってしまうのです。

合格道場では、このような状況に陥らないように、過去問題で問われた論点は当然として、現状の難化した行政書士試験に必要と思える広範に渡る論点についての問題を掲載しています。
また、合格道場では各分野の系列に沿って多数の問題を解く事ができることに加えて、解説をなるべく詳しくするようにしているため、本来はアウトプットの役割を担う「問題を解く」という学習が、同時にインプットの役割も強く担うということも大きな利点です。
この点、市販の問題集においても系列に沿って掲載しているものもありますが、市販の問題集の場合、一冊に掲載できる問題数を考えるとインプットとしては穴だらけになってしまいますので、あくまでもアウトプットの役割の色彩が強いです。
また、複数冊使用した上で、系列に沿ってやるとすれば、数問ごとに違う問題集に変えるなどの手間が生じることに加え、同じ論点ばかりの学習になるおそれもあり、合理的な学習は望めません。

独学における合格道場の活用は、「費用の節約」ということに目が行きがちですが、このような消極的な利点だけではなく、学習方法自体も合理的に進められるという積極的な利点もありますので、うまく活用していただければと思います。

  1. 合格道場活用法
  2. 合格道場で学習した場合の利点

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