- 道場生受験体験記
- 平成22年度
- たーやんさん
平成22年度
たーやんさん
1~2回目
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法律系の学歴の有無等
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法学部法律学科卒業
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行政書士試験の受験回数
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初受験
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他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
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十数年前に国家Ⅱ種試験合格、行政書士試験は今回が初受験。
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学習期間 / 学習時間
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約半年間(昨年のGW明けから学習スタート)
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試験の結果
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合格
合計
202
点
(五肢択一/116点(基礎法学2/2 憲法2/5 行政法16/19 民法5/9 商法4/5)、多肢選択/18点、記述/40点、一般知識/28点)
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記述式の内容
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問44:
裁判所は換地処分が違法である旨を主文で宣言した上でXの請求を棄却するという事情判決を下す。
問45:
Aに対して有していた求償権を確保するために代位した抵当権を実行して優先的に弁済を受けうる。
問46:
≪記憶が曖昧なため省略≫
※問46は、おそらくほとんど点にならないような解答だったと思います。
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使用教材について
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■主要教材:道場の練習問題
これは申し上げるまでもなく秀逸です。私の場合、合格はこの練習問題の反復なしには決してありえませんでした。一つの論点についてあらゆる角度からの問題が用意されているため、インプット不足を確実に補ってくれました。
■インプット教材:WセミナーのSUCCESSシリーズ(5分冊)
純粋なインプットとして、最初の1ヶ月間で通読したのみです。記述に誤りなどが散見され、しかも見づらいので、おススメできません。
■道場以外の問題集
○過去問セレクト(法学書院)
これは過去問題集ですので、道場があれば不要だと思います。
○合格トレーニング(TAC)
過去問2割、オリジナル問題8割ですので、基礎的な現場対応力を養うのに適しています。ただし、問題レベルは本試験レベルに満たないので、本当の意味での訓練にはならないかもしれません。
○記述式問題集(TAC)
法令用語の内容を解答させるような問題(○○について40字程度書きなさいというようなもの)が多く、本試験のような事例形式の問題がほとんどないので、あまりおススメできません。記述対策はもっぱら道場の練習問題と模試の記述問題を繰り返し解いていました。
○模擬試験(合格道場・LEC・TAC・伊藤塾・大原・市販模試)、LEC総合答練(解説講義なし)で計23回受験&その復習
市販模試は明らかに本試験レベルより易しいので、あまり結果は参考にしない方がよいと思います。一方で予備校の模試、道場の模試はぞれぞれ特徴があって、問題・解説・レベルともに、とても有効ですので、複数のものを、できれば会場でも受験することをおススメします(LECは意図的に問題レベルをかなり変えているようなので、複数回受験した方がよいと思います(注:第3回全国模試は今年度の本試験に近いレベルでした。難易度の高い模試を一度は受けて打ちのめされておくことも免疫を作るという意味で大事なような気がします。))。さらにこれらを反復して解いたことで本試験で多少の効果はありました(例:民法の事務管理と委任の問題など)。所詮は模試ですので、結果に一喜一憂することなく、現実を真摯に受け止めて復習するに限ります。
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試験の感想等コメント
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本試験はどの模試よりも難しく感じました。多肢選択式→記述のメモだし→文章理解→法令択一→一般知識→記述答案完成の順で解くスタイルでやっていましたが、いつも得点源だった多肢選択式が難しく、さらに記述の民法がさっぱり分からず、完全に舞い上がってしまいました。そのままズルズルと行きそうになりましたが、法令択一の憲法まで解き終わったときに、他の人も絶対出来ていないはず、これだけやったんだから大丈夫と言い聞かせて冷静さを取り戻せた時が私にとってのターニング・ポイントだったと思います。
私は初受験で勉強期間も半年間ですのでとても偉そうなことは申し上げられませんが、道場スタイルを信じてひたすら反復すれば、必ずや栄冠をつかみ取ることができると思います。
今年度残念ながら結果を出せなかった方々、これから合格を目指して勉強を始められる方々、道場の勉強スタイルは誰にも負けない基礎体力を養ってくれるはずです。下手に手を広げて重箱の隅をつつくような勉強をすることなく、正攻法で着実に知識を積み上げれば、おのずと結果はついてくると思います。
あまり抽象的なことばかり申し上げても説得力がないので、ありきたりかもしれませんが、私がやってみて効果があったものをいくつか挙げさせていただきます。おそらく直前期に至るまでは、自ずとやるべきことは決まっていると思うので、直前期にしぼって書いてみます。
・最大の得点配分である行政法は直前期まではいろいろと手を広げたとしても、直前期だけは過去問に戻る
・あえて直前期までは殊更に条文の通読はやらずに、最後の2週間で一気に詰め込む(理解が十分に進んでからやらないとあまり効果的ではないと思うため)
・最後の2週間で、道場の練習問題全問のうち、誤答問だけを取り出して一気に総おさらいをする
・たとえ気になったとしても、直前期には絶対に新しい問題に手をつけない(模試などの総おさらいも本試験2週間前までに終わらせておく方が望ましいです)
・直前期に基本判例を読書のように(概要を把握する程度)さらっと目を通す(基本的なことは頭に入っていると思うので意外に細かなことも記憶に残ると思います)
・本試験一週間前は、平成18年度以降の過去問を本番と同じ13時から解いて、頭を本番モードにしておく(敢えて2時間で解くことをおススメします)
直前期対策以外で一つだけ強くおススメすることは、 ・極力捨て科目をつくらないこと 会社法や地方自治法を捨てるのは、ここ数年の難しさを考えるとリスキーだと思いま す。費用対効果を考えてその分を民法や行政法にかけたほうがよいというご意見もあると思いますが、やはり不安要素はできるだけ取り除いておいた方がよいと思います (もちろん、主要科目のように細かいメッシュで学習する時間的余裕はないと思います)。 結果論かもしれませんが、私自身、苦手だった会社法を9月以降に集中的に学習したことで、憲法と民法の取りこぼし分を挽回できました。
大したことは申し上げられませんし、そうした立場にはありませんが、何かの参考になればと思い、書かせていただきました。長文にて失礼しました。
私は掲示板に書き込みもせずに(というか、掲示板での議論が私には高度過ぎて口をはさむ余地もありませんでした…(^_^;))坦々と練習問題をこなしていましたが、webmaster様や道場生の皆様方にはひとかたならぬお世話になったと思っております。ありがとうございました。このサイトを見つけたのはまさに僥倖でした。この偶然の出会いがなければ、直前期になって現実を思い知らされて、為すすべもなく散っていったことが容易に想像できます。本当にありがとうございました。
私はこれから別の資格試験に挑む予定です。この道場で培った経験は必ずや活きるものと信じて精進していきたいと思います。
受験生の皆様方が来年度の試験で栄冠をつかむこと、そしてこの道場がますます発展していくことを祈念しております。
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