法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
3回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
10ヶ月/800時間以上~900時間未満
試験の結果
合格
合計 188 (五肢択一/100点、多肢選択/16点、記述/28点、一般知識/44点)
記述式の内容
問44:
即時強制と呼ばれ、義務の履行を前提とせずに直接に物等に権力を行使し、義務の履行を図るもの。
問45:
CがAに対して抵当権消滅請求をすること、Cが甲土地を時効取得すること。
問46:
Yの不当利得を主張して、代金相当額の支払いの請求又は事務機器の返還を請求すればよい。
使用教材について
【主要教材】
○合格道場
何もいう事はありません。素晴らしいの一言に尽きます。あえて短所を言うとすれば、本とか紙で勉強したい方には使いづらいかもしれないという事くらいでしょうか。

【補助教材】
○行政書士マスター六法&判例(DAI-X)
2回目の受験までは持っていませんでしたが、六法はやはり必要だと思います。いろいろな出版社から出ていてそれぞれ長所・短所があると思うので、その辺は好みの問題でしょう。
○大原コンパクトコース(教材のみのコース)
基本書としては細かいところまで書いてあったのでこれだけで足りました。トレーニング問題集は・・・これだけで本試験に立ち向かうにはちょっと頼りないかもしれません。ちなみに、合格道場を先に知っていれば、この教材は購入しなかったかもしれません。
○行政書士白熱講義
インプットは3回目は不要と思っていましたが、この道場の掲示板で知り、復習と整理を兼ねて一通り聞いてみました。初学の時に大原のDVDコースで講義を受けましたが、無料でそれと同等(もしくはそれ以上?)のレベルはあると思います。(今年から有料化になったようですが、それでも費用対効果はあるでしょう。)
試験の感想等コメント
<試験の感想>
一番ショックだったのは商法・会社法が全滅だったこと。いろいろ模擬試験を受けましたが平均3/5は取れていたので、自己採点した時は生きた心地がしませんでした。ただ一般知識がそれまで取ったことのないようなまさかの高得点(11/14)だったので、結果的には相殺された感じでしょうか。その他は目標よりちょっとずつ足りませんでしたが、それほど致命傷にはならなかった気がします(基礎法学1/2、憲法3/5、行政法15/19、民法6/9)。
記述はそれほど難しくなかったと思うのですが、45、46で深読みしすぎて的外れな解答を連発してしまったので、自己採点後は正直諦めかけてました。本当に甘い採点に救われただけで、こんな恥ずかしい解答でよく合格できたもんだと改めて思ってます。(苦笑)

<過去2回の反省>
1回目は全くの準備不足で、記述の採点をしてもらえなかったので問題外でした。(択一合計116点)
2回目はそれなりに勉強したつもりでしたが、わずか6点足りずに不合格でした。ただ、点数だけ見ると惜敗のように見えますが、記述の大甘採点のおかげでそう見えているだけで、実力は伴ってなかったと思います。具体的には民法に対する苦手意識を最後まで抱えており、結果的にはこれが致命傷となりました(3/9しか取れなかった)。
あとは試験に臨む覚悟も足りなかったのかと思います。直前期は頑張ったつもりでしたが、夏頃までは趣味の時間も普通に取ってましたし、今思えば気合いが入ってなかったなと。

<なぜ3回目で合格できたか?>
初期に大原を受講していたので、その流れで2回目の不合格が分かって早々に上記の教材のみのコースを頼んでしまいましたが、それだけでは不安がありました。そんな時にこの道場の存在を知り、内容を拝見するうちにこれならいけるんじゃないかという根拠のない自信が生まれたので、それからはひたすら道場にお世話になりました。
結論からいうと、教材については合格道場を信じてコツコツやれば、必ず地力は上がって合格レベルには到達すると思います。これは間違いないです。

具体的な勉強の方法は人それぞれだと思いますので僕がどうやったかは省略しますが、大事なのは自分で決めたやり方を信じること、そしてやり抜くことだと思います。
そして、僕が今回合格できたポイントは、2回目の反省を踏まえて主に以下の3点だったと思っています。

①苦手科目の強化
民法に対する苦手意識をどうにかする必要があったので、勉強開始時に1ヶ月くらいかけて民法だけを集中的にやりました。おかげで民法への苦手意識がなくなり、その後模試等でも足を引っ張ることはありませんでした。
苦手科目を抱えたまま本試験を迎えるのはリスクが高いですし、何より精神衛生上よろしくないです。逆に苦手意識を克服すればそれだけで自信が付くので、特に受験経験者の方でそのような科目があるなら、なるべく初期の頃に潰しておくことをオススメします。

②勉強時間の確保
週20時間を目標にしました(合格発表から試験日までこのペースを守れればトータル800時間は確保できます)。1日平均3時間弱ですから達成できない数字ではないですし、週単位の目標にすることで例えば平日出来なかった分は週末に取り返すというような調整も可能です。
たまに1回目にもかかわらず少ない勉強時間で合格される方もいらっしゃるようですが、そんな人はごく一部だと思うので、一般的にはやはりある程度の勉強時間を確保する必要があるのではないでしょうか。

③覚悟を決める
最後は精神論かい!!って言われそうですが、個人的にはこれが一番のポイントだったと思ってます。2回目の不合格で「何かを犠牲にするくらいの覚悟がないと受からない」というのを肌で感じたからですが、具体的には一番の趣味(ストレス解消の場でもあったもの)を完全に封印して、生活に必要な時間(食事・睡眠等や最低限の家族サービス)以外は基本全て勉強時間に当てるようにしました。おかげで上記②の勉強時間も確保できましたし、何より「それだけ自分はやってるんだ」という自負にも繋がりました。当然ストレスは溜まりましたが、しょせん試験日までの辛抱ですから。


以上、取りとめもなく書いてしまいましたが、何と言ってもこの道場に出会えたことが、今回の合格の最大の勝因でした。webmaster様をはじめ、関係者各位には感謝の気持ちで一杯でございます。本当にありがとうございました。