法律系の学歴の有無等
有り/法学部卒業
行政書士試験の受験回数
1回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
3ヶ月/300時間以上~400時間未満
試験の結果
合格
合計 198 (五肢択一/116点、多肢選択/24点、記述/30点、一般知識/28点)
記述式の内容
問44:
Xは、A県知事を被告として、当該収用裁決を取り消す訴訟を提起する。形式的当事者訴訟と呼ぶ。
問45:
B・Dに請求することが容易であり、B・Dが無資力ではないことを証明すればよい。
問46:
遺留分減殺請求によって、相続財産の2分の1の部分についての遺言を失効させることができる
使用教材について
【主要教材】
 ・行政書士基礎テキスト 法令編
 ・行政書士基礎テキスト 一般知識編
 ・記述式対策
 ・社会情勢問題打開スペシャル
 ・マスター六法&判例
 以上ダイエックス出版

 ・マンガはじめて行政書士 会社法(住宅新報社)
 ・一発合格行政書士 記述式問題集(TAC)
 ・岡野の合格無料ゼミ
【補助教材】
 ・LEC 市販模試
 ・TAC 公開模試(会場受験)
・自治体法務検定公式テキスト(基本法務編)
試験の感想等コメント
このサイトの利用は、掲示板と道場生の声だけでしたが、
皆さんの参考になればいいと思い、報告させていただきます。

(1)受験の経緯
 今回の受験は、去年の8月に決めたものです。というのも、私の仕事に関連して「自治体法務検定」を7月29日に終え、そこで学んだ知識(憲法、民法、刑法、行政法(特に地方自治法関係))について、何か別の試験・検定に役立てられないかと考えたからです。インターネットで情報収集し、試験科目が最も自治体法務検定と近かったのが行政書士試験でした。

(2)独学を選択
 大学でも法律を勉強し、自治体法務検定でも8割の正解率だったこと、また3歳と1歳の子どもと過ごす時間もできる限り確保したい、という気持ちから独学を選択しました。インターネットでの情報と、実際に手にとってみた感じから、ダイエックス出版の参考書を少しずつ揃えていきました。

(3)100日間の勉強
 8月以前から、試験科目の憲法、民法、行政法については勉強していたため、「100日間で短期合格」とは言えませんが、試験までの100日間は気持ちを新たに取り組みました。
 実際、自治体法務検定には商法・会社法、記述式問題、一般知識はない上、行政書士試験は憲法、民法、行政法のレベルも高いと感じたため、すべての科目を1から勉強するつもりで、勉強時間の確保を最優先に考えました。もちろん、子どもとの時間も最優先でした。
 具体的には、平日、休日問わず、「子どもが起きている時間は子どものために」、「朝、子どもが起きてくるまでの時間と、夜、子どもを寝かしつけてからの時間は勉強に」と考えて、朝は4時に起きて1時間半程度、夜は9時半頃から2時間程度、をほぼ毎日続けました。
 時には、あまりの眠たさに机におでこをぶつけてしまう日もありましたが、1ページでも1文字でも先へ進めようと頑張りました。
 勉強方法としては、テキストを繰返し読み、「岡野の合格無料ゼミ」を利用して多くの過去問(行政書士試験に限らず、宅建、司法書士、司法試験、公務員試験)を解き、知識の定着を図りました。このサイトでは、基本的に解説はサイト利用者によるもので、理解が難しいものや間違っているものなどもあり、必ずしもすべてを信頼できるわけではありませんが、「無料」という点と、問題数の多さに魅力を感じました。
 記述式の対策については、択一の知識を記述用に「変換する」つもりで、問題集の問題をひたすら書き写すだけにしました。「問題を読んで、すぐに答えをみて、それを自分で書いてみる」だけです。直前期はひたすらこれをやりました。
(4)模試の利用
 8月末頃からLECの市販模試を解き始め、1回目は150点そこそこで、9月中旬の2回目、9月末の3回目は170点台(記述含め)でした。
 10月にはTACの公開模試を会場受験し、結果、択一168点、記述40点の合計208点でした。これで、勉強の方向が間違っていないことを確認し、残り1カ月弱モチベーションを維持しました。

 今回の試験では、初めての受験で合格することができましたが、この100日間は「もう来年はこれ以上の勉強はできない」というくらいの気持ちでした。実際には、思うように勉強が進まなかったり、中だるみの時期もありましたが、本番直前にそんな気持ちになれるくらいの努力はしたつもりです。
 また、勉強方法については、皆さんそれぞれ違いますが、勉強を始める段階で、時間をかけて検討するのがいいと思います。そして、それを信じること。途中で勉強方法を変えることは、自分の選択を信じていないことになります。どうか、最後まで自分と自分の選択を信じてください。

長文失礼しました。

最後になりましたが、皆さんの合格を心から願っています。