法律系の学歴の有無等
無し
行政書士試験の受験回数
2回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
12ヶ月/500時間以上~600時間未満
試験の結果
合格
合計 228 (五肢択一/124点、多肢選択/22点、記述/50点、一般知識/32点)
記述式の内容
問44:
建築確認は工事の適法性の確認に過ぎず、完成によりBは訴えの利益を失い却下判決が下される。
問45:
Aが行為能力者でありCによる追認がなければ、損害賠償を請求できる。
問46:
指輪が盗まれてから2年以内のため、AはDの支払った代価を弁償して指輪の返還を請求できる。
使用教材について
【主要教材】
・合格道場

・藤井行政書士予備校(http://gyousei-school.net/)
インプットの柱にしていました。講義をICレコーダーに録音して、運転中何度も何度も聞いてました。このカリキュラムと道場の問題をリンクさせて、独学で崩れがちなペースをつくることができました。講義の聴講のみなら無料というのも気に入りました。

・うかる!行政書士総合テキスト2009年度版 伊藤塾
最初は内容が薄く感じられ失敗かと思ったけど、道場の問題や過去問を解くときに意識して見直しているうちに、実はエッセンスがつまっていると感じた一冊。ぼろぼろになってもテープで張りながら使い切りました。

【補助教材】
・行政書士マスター六法&判例 ‘08年度版 DAI-X出版
試験に特化した六法なので結構条文が省略されているが、その分、字が大きくて読みやすいのと、判例が厳選されていて必要十分。

・ごうかく行政書士記述式問題集 早稲田経営出版
記述式はとにかく覚えるしかないと常に持ち歩きました。信号待ちで問題を読み、次の信号待ちまで考えるとか。運転の仕事をしていたのでそれだけでも結構記述式の練習になりました。問題数の豊富さも気に入ってました。
試験の感想等コメント
僕は、試験自体は2回しか受けていませんが、勉強は2008年から始めていますので5年がかりの合格です。
最初の受験は4年前で、そのときは正直こんなに難しくてスタミナを必要とする試験だと思いませんでした。勉強は六法と前述の伊藤塾の参考書を見る程度で、模試も受けず、記述式も直前の2週間くらいでぱらぱらっと見る程度。結果は、一般知識の足きりは当然、法令は見るも無残でした。
相当勉強しないと無理ということ、時間内に解き終えるにはテクニックが必要だということを感じました。
で、去年の僕の学習のやり方ですが、インプットの柱は前述の藤井行政書士予備校のネット講義です。これは行政書士試験の試験日にあわせてカリキュラムが組まれており、この講義をひたすら聴いて、帰宅してからその講義の範囲内の過去問と道場の練習問題を解くというサイクルを毎日繰り返しました。そうすると、不思議なものでどっちもリンクしているので、講義を聴いてるうちに夕べ解いていた道場の問題を思い出すようになりました。
記述式の練習については特に時間を設けず、前述の信号待ちなど隙間時間を使うようにしました。記述式については基本的な問題についてしか聞かれませんが、うろ覚えではまったく歯が立ちません。繰り返し覚えるように意識してください。
あと、僕が大事だと感じたのは実は試験当日です。一度でも受けられた人はわかると思いますが、3時間がんばり続けることはとても大変です。
僕は、座布団とスリッパ持参でいきました。試験会場の椅子は固く必ず終盤の集中力を奪います。スリッパも同様、おかげでリラックスして3時間を乗り切ることができました。
あと、問題を解く順番。これは人それぞれだと思いますが、僕は基礎法学と憲法が苦手だったので最後に回し、まず一般知識から解き始めました。おかげで一般知識の足きりを回避できたようなきがします。ただ解く順番が前後するのでマークミスには細心の注意が必要ですけど。せっかくのがんばりをムダにしない当日の作戦をぜひ模試などを通じて立ててみてください。いかにして100%の力を出し切るか、これ大事だと思います。ただ漠然と問題を解いてもおそらく一般知識で時間切れですよ。自分がそうでしたから。
最後に、道場に出会えてなかったら今の合格はありえなかったと思います。ほんとにありがとうございました。