合格道場の使用状況
無料会員
法律系の学歴等
無し
行政書士試験の受験回数
2回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
約9ヶ月 / 約400時間以上~500時間未満
試験の結果
合格
合計 192 ( 五肢択一 / 96 点, 多肢選択 / 14 点, 記述 / 38 点, 一般知識 / 44 点 )
使用教材について
【主要教材】
択一式受験六法 民法(自由国民社)
でるトコ一問一答 民法①、民法②、民法③(早稲田経営出版)
でる順 行政書士 過去問題集(LEC)
パーフェクト行政書士 重要判例集 (住宅新報社)

【補助教材】
合格道場 過去問解説

個人的には、教材は何を使っても良いと思いますが、
その一冊を徹底してやり切ることが大切かなと感じました。

受験会場にいくと始まる前に、参考書を持参して、最後の見直しをしてる人がたくさんいますが、合格しそうな人は、その本を見たら大体分かります。書き込まれて余白が殆どなかったり、手垢で汚れていたりと、見るだけで、こっちが戦意喪失しそうな確実にやりきったといえる外装になっています。
受験の体験等コメント
29年度の試験問題の特徴と言える、一般知識問題、記述問題の易化に助けられて、合格したので、詳しい勉強方法についてはあまり大きなことが言えません。(汗)

が、私がこだわった勉強のスタイルが、もし役に立てればと思い体験記を書いてみました。

家庭があり仕事をしてる立場なので、限られた時間の中で効率的に勉強をするために、 こだわったことを、4つご紹介したいと思います。

【記述対策として判例を追求する】

いろんな体験記をみていると、 「択一で180点を以上を目指すべき」、「記述は対策しなかった」などのコメントをちょくちょく目にします。理想ではあるのでしょうが、記述対策は絶対にすべきと思いますし、記述問題60点は、択一問題の15問分に相当するわけで、記述対策をしない理由がないのではないでしょうか。「記述を制する者は、行書を制す」だと思います。
今年の記述は、問44 判例問題 問45 (条文+判例)問題 問46 条文問題 でしたので、判例を知らないと半分は解けない問題だったと言えると思います。

過去問の平成28年度の問46の記述は、当該判例を知らないと取れない問題でした。
翌年以降も判例について問われたら書ける自信がなかったので、 問題集を解く時に、自分が解いた正誤に深くこだわるよりも問題の解説にある判例を調べることを重視して、繰り返しました。
① 問題を解く
② 解説に書かれている判例をピックアップ
③ 判例集でどのような判断がされたのか調べる
①、②、③ を徹底して繰り返しました。

結果的には、この判例へのこだわりが、問45での「善意無重過失」をしっかり書けて、 合格につながっています。(逆に言えば、この問題が解けなかったら不合格でした)

【文章問題を確実に得点する】
民法の難しい問題の4点も文章問題の4点も、おなじ4点は4点だと考えていたので 本来なら、日本語の文章問題なので、普通に考えれば誰でも解ける問題ですので、 一般の足切りを確実に回避するために、 本試験の際、文章問題を一番最初に解く作戦を取りました。
(これは、誰にでも合う作戦ではないかもしれないので、この作戦を試される方は、  模擬試験などで試されて感触を確かめることをオススメします)
問1から順番に解いていくと、文章問題を解き始める頃には、時間が少なくなって 余裕を持ってあの長い文章を読めなくなります。ですので、3時間という、たっぷりある時間の冒頭で余裕を持って解いたことで3問とも正解できました。
(文章題冒頭作戦は、緊張している頭をほぐす効果もあるような気がします。)

【諦めないこと】
某予備校の9月の全国公開完全模試では、総合得点110点 607人中575位の成績でした。
個人講評では「厳しい結果となりました。(中略)現実的には来年も見据えて本試験に臨む事になりそうです、、、、」といった、散々なコメントでしたが、事実、合格できたわけですから、最後まで諦めないで試験に臨んでください。
人それぞれ事情はあるのでしょうが、受験を申し込んだ1万人以上の人が、受験を回避しています。あまりにももったいないです。申し込んだけど、実力が足りてないとか考えずに、 せっかく、受験料まで払ったのであれば記念受験でいいので受けてみるべきかと思います。
特に今年の試験の場合は、受けていれば合格できた人も相当数いたのではないかと思われます。

【10人中の1番を意識すること】
今年の場合は、異例の合格率15.7%でしたが、例年であれば10%前後の合格率です。
つまり、10人中1人しか受からない試験ですので、勉強してる時に意識していたのは、 「いま勉強していることは10人中1番になれる勉強なのか?」
「自分の実力は、いま10人中何番目ぐらいかな?」ということでした。
独学していると、同じく行政書士の勉強している人が周りにいないことがほとんどです。
自分の実力の位置を常に意識したほうが良いと思います。


そして、試験問題を改めて見直すと、来年以降のひとつのポイントが感じられました。
改正民法についてです。2020年4月に施行されるので、2019年までに受験する人は、関係ないと思われがちですが、すでに今年の記述問題 問45で問われた判例については、改正民法の条文に影響を与えた判例でした。ということは、すでに改正民法を意識した勉強も必要になるのではないかと思いますが、そのあたりの見解は、合格道場さんにもお伺いしたいところです。

最後に、これから受験されるみなさん、私も昨年までは、この体験記を見ながら、 来年は必ず合格して、この体験記を書いてみたいと思っていたひとりです。

たった一人の人だけにであったとしても、私のコメントが役になったと思って頂ける人がいらっしゃれば幸いです。

皆さん、がんばってくださいね。
合格道場についてコメント
合格道場のファンである私としては、無料で運営されてた頃から知っていますが、だいぶ雰囲気が変わった気がします。正直、無料運営のころのほうが活気があったと思いますが、いまは、かなり事務的な対応に変わってきてて、ちょっと寂しい思いをしていたのは、私だけではないかと、、、。
 それと、毎年、思っていたのですが、試験が終わると、記述の採点次第という受験生がたくさんいるわけですから、できたら、合格道場さんが、そんな不安な受験生たちをもっと励まして欲しいです。合格道場のファンだからこそ、心からそう思いました。

 とは言え、合格道場の問題の解説は、どこの問題集よりも詳しいと思いますし、おそらくこれだけの沢山の問題集を、通常の書籍で買ったらウン十万円くらいする代物でしょう。それが、かなりの安価で提供されている。特に、地方であったり働きながらで予備校に通う余裕のない人たちにとっては、それだけでもありがたいサイトであることはまちがいありません。これからも、道場の発展を期待しています。