合格道場の使用状況
プライム問題集コース
法律系の学歴等
法学部 卒業
行政書士試験の受験回数
1回目
他の法律系試験の受験経験等
(司法試験・司法書士試験以外は保有資格)
無し
学習期間 / 学習時間
約11ヶ月 / 約1500時間以上~
試験の結果
合格
合計 182 ( 五肢択一 / 128 点, 多肢選択 / 16 点, 記述 / 6 点, 一般知識 / 32 点 )
使用教材について
【主要教材】
<インプット>
合格革命(基本テキスト)(早稲田経営出版)
→カラーで見やすいデザイン。

国家試験受験のためのよくわかる会社法(自由国民社)
→分厚いですが、割とさらっと読めて、市販基本テキストよりも内容にストーリー性があります。

<アウトプット>
合格道場/過去問&練習問題
→アウトプットであると同時にインプット教材でもある素晴らしい教材です。

合格革命(基本問題集)(早稲田経営出版)
→使用した基本テキストにリンクしており、両方そろえるならば使いやすいです。ただし問題数が少なく、過去問以外のオリジナル問題もほぼ無いため、合格道場有料会員であれば不要だと思います(道場に出会う前に購入してしまいました)。

合格革命(一問一答式 出るとこ千問ノック)(早稲田経営出版)
→使用した基本テキストにリンクしており、簡単に知識の総ざらいが出来るため、使い勝手は良かったです。ただし、合格道場有料会員が使用できるミニテストを使うならば、さほど必要ではないと思います。

<六法>
口語民法(自由国民社)
→学習当初は、民法条文をそのまま読んでもしっくりこなかった私ですが、この本と出会い、わかりやすい言葉で民法条文を理解できるようになりました。ただし法改正に対応していない部分があるため、下記に挙げた「総務省法令データ提供システム」等の最新の条文を原文で確認してから使うことをお薦めします。

行政書士行政主要三法ハイブリッド合格道場(中央経済社)
→黒沢怜央先生の書かれた教材です。行政手続法、行政不服審査法、行政手続法の条文が載っています。条文は重要度を三段階に分けて載せているため、効率的に条文暗記ができます。また、文字も大きく余白もしっかりあるデザインのため、書き込みがしやすいです。行政事件訴訟法において重要な、38条の準用についてわかりやすく書かれていたりもしますし、お薦めです(※この教材のメインは、条文読み上げの音声データと、黒沢先生の講義動画です。値段はそこそこしますが、値段以上の効果がありました。)

行政書士受験六法(東京法令出版)
→過去問に出た判例の概略が載っています。私はほぼ使いませんでしたが…。

総務省法令データ提供システム
→インターネットで無料公開されています。条文検索が早いので重宝しました。

<音声教材>
行政書士行政主要三法ハイブリッド合格道場(中央経済社)
→上述した教材ですが、音声は、女子アナの条文読み上げになります。機械音声と違って、聴き取りやすいです。

しゃべる!憲法アプリ
→無料公開されている、機械音声による条文読み上げアプリです。スマホ画面に条文が文字表記されるのもお得です。

<市販模試と公開模試>
合格道場ウェブ模試
合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(早稲田セミナー市販模試)
うかる! 行政書士 直前模試 2017年度版(伊藤塾市販模試)

伊藤塾/中間模試
伊藤塾/最終模試
LEC/全日本行政書士公開模擬試験(第一回)
LEC/厳選!直前ヤマ当て模試
辰巳法律研究所/全国公開完全模試

→市販模試、公開模試は一定数を受けるべきだと思います(会場受験の公開模試は特に。大人数の中で回答するのは意外に緊張しますが、本試験の良い予行演習になります)。
ただし、模試の出来と本試験の出来は、必ずしも一致しないと思います。実際、私は、伊藤塾中間模試が156点、同最終模試は206点でしたが、本試験では182点でした。

【補助教材】
独学で確実に突破する!「行政書士試験」勉強法(同文館出版)
→道場創始者の太田孝之先生の著書です。今まで読んだ行政書士の勉強法教材の中で、一番推せる内容です。道場サイトにも解法テクニックが公開されていますが、あれを更に詳しくしたものが書かれています。
受験の体験等コメント
行政書士試験突破に最も必要なことは、アウトプットをしっかり行うことだと思います。インプットに時間をかけない。アウトプットしながら、辞書のように基本テキストを読み込んで、改めてインプットする。漫然と基本テキストを読み続けるよりも、アウトプットして頭を覚醒させながら、改めてインプットし直すほうが効果的なように思います。


あとは、過去問を疎かにしないこと。過去問に出て来る条文と判例をきっちり押さえきった上で、オリジナル問題に取り組むスタイルが、私には合っていました。


勉強時間の確保は、学業に仕事に家事に…と頑張っておられる受験生には難しい問題だと思います。ですが、削れる時間は削って、そして加えられる時間は加えて、勉強時間をひねり出すほかないと思います。私の場合、削った時間は、テレビを観る時間や漫画を読む時間です。一年弱の受験時代は、どちらも一切見ていません(一般知識対策のニュースチェックは、無料登録した新聞のウェブ記事や、ネットニュースで必要な部分のみを確認していました)。加える時間としては、机に向かって勉強する時間以外にも、例えば入浴時にスマホを防水袋に入れて、録音しておいた条文音声データを聴いたり、家事の合間に条文音声データを聴き流したりしていました(※我ながら閃いたなと思ったのは、掃除機がけの間も、イヤホンで騒音をシャットアウトしながら条文音声データを聴いていたことです)。


最後に反省点ですが、記述式対策は、しっかりと行うべきだと思います。私は択一対策で手が回らなかったために、記述式対策をほとんど行えませんでした。道場問題には、記述式の練習問題もありますので、そちら等を使って、しっかり学習することをお薦めします。
合格道場についてコメント
私は、市販の基本テキストでさらっとインプットした後は、道場問題でひたすらアウトプットし続けました。紙媒体と違って、情報量に制限の無いウェブを使った道場問題は、解説ひとつ取っても非常に細やかに分かりやすく書かれています(かと言って不必要に長過ぎることもなく、まさに適切なボリュームの解説でした)。市販基本テキストに載っていなかった判例も、道場問題の解説を通して学びました。


道場有料会員の特典である、法令別の問題並べ替え機能にも助けられました。道場問題は、回答ごとに正誤の記録が残せますが、法令別並べ替え機能を使うと、各科目が分野ごとに整列され、自分の苦手分野が一見してわかるからです。このように、分野ごとに集中して効率よく解くことで、その分野の理解も深まります。


ほかに道場問題で優れている点は、昭和の頃からの過去問が載っていることでしょうか。古い問題は、いまの試験傾向とは違いますが、易しい問題も多いため、難しい問題に取り組んで自信喪失しそうになった時、古い問題に取り組み正解すると、小さな自信が積み上がってモチベーションを維持することが出来ます。


掲示板にも大変お世話になりました。勉強する上での疑問を掲示板に投げかけますと、道場OBOGや同じ受験生仲間がレスポンスをつけてくれ、学習の手助けをしてくれました。


一年弱の勉強期間中、おそらく8割程度の時間は、道場問題に取り組んでいたように思います。今回合格できたのは、ひとえに道場のおかげです。本当にありがとうございました。