合格道場の登録状況
プライム会員
試験の結果
合格
合計点数 192 ( 五肢択一 / 124 点, 多肢選択 / 16 点, 記述 / 12 点, 基礎知識 / 40 点, )
行政書士試験の受験回数
2回目
学習開始時期 / 学習時間
後11月 / 約800時間以上~900時間未満
使用教材について
【インプット教材(テキスト等)】
ゆーき大学の教材(テキスト、講義、記述対策)
テキスト(合格革命)

【アウトプット教材(問題集等)】
肢別過去問集肢別本(合格革命)
行政書士肢別完成問題集(伊藤塾)
記述問題集(合格革命)
合格道場
詳解 行政書士過去5年問題集’23年版(成美堂出版)
模試(LEC、TACの市販模試)
受験の体験等コメント
■受験生時代に取り組んだ学習方法で良かったことや苦労したことの体験談など
当方2回目の受験で合格しておりますので、1回目の受験生の方よりも複数回受験される方に参考になれば幸いです。
ちなみに、令和4年度に宅建を合格していることもあり、法律資格試験の初学者ではありませんでした。

【勉強スケジュールについて】
平日は会社勤めしており、通勤時間が往復で3時間かかることもあり、この時間を有効活用しました。また、帰宅後も1~3時間捻出するよう努めました。土日は2~4時間勉強する程度で、そこまでは勉強しませんでした。

[令和5年度]
令和5年度は、3月から勉強を開始しました。
1回目の受験では、168点で不合格となりました。敗因として、憲法、商法・会社法の択一で計10問中3問しか取れなかった点が主に挙げられため、ここであと3問取れていれば合格できたと前向きに考え、2回目の受験を決意しました。

[令和6年度]
令和6年度は、前年度使用したゆーき大学の教材、合格革命の肢別本、記述問題集を使い回し、追加で合格革命のテキスト、伊藤塾の肢別本、年度別過去問を購入しました。
また、2回目の受験ということもあり、記述抜きで180点取れるよう、基礎論点だけでなく細かい論点も意識して勉強しました。
令和6年度は期限目標を3期に分けて設定し、勉強スケジュールを組みました。

●前期:11~4月
まず、5月の連休中に模試を1回挑むよう、記述対策も含めて全範囲を一通り仕上げるよう目標を設定しました。

●中期:5~8月
次に、8月末までにひたすらインプット・アウトプットを繰り返し、年度別過去問を6年分、模試を2回受けるよう目標を設定しました。
また、苦手だった商法・会社法は、この期に1カ月間集中して勉強しました。
この期に新型コロナウイルスに感染し、症状が1カ月程続き勉強ペースが落ちてしまい焦りましたが、前期で全範囲を一通り仕上げていたこともあり、なんとか完走することができました。

●試験直前期:9~11月
試験直前期は、肢別本・年度別過去問・模試での間違えた箇所、苦手な箇所、どうしても覚えられない箇所の総洗い出しをし、情報を一元化すべくテキストに書き込み、別途周辺知識のまとめノートを自作しました。
そして試験直前の1週間は、情報一元化されたテキストとまとめノートをひたすら読み込みました。


【使用して良かった教材について】
●ゆーき大学の教材
講義が短い一方で分かりやすく、テキストも必要な知識に絞って掲載されており、合格に必要なエッセンスが凝縮されておりました。ただ、講義、テキスト共に応用論点については極力省略されていますので、自分で不足している知識の補完が必要となります。
記述対策も併せて購入しましたので、最終的には他の予備校と同じ位の金額(約20万円)が掛かりましたが、結果的には自分に一番合っていたと思います。

●肢別本
合格革命の肢別過去問集肢別本と、伊藤塾の行政書士肢別完成問題集の2種類を使いました。
合格革命は2回目前期末時点でCランク論点も含めて8~9割程度正答できるようになったこともあり、伊藤塾を追加で使用しました。結果として、伊藤塾を併用したお陰で合格できたといっても過言ではありませんが、合格革命を何周も解いてマンネリ化してしまった方以外にはお勧めしません。
伊藤塾の肢別本のメリットとして、問題収録数が多いという点が挙げられます。合格革命では一つの論点に対して複数年度まとめて1~2問程度しか掲載されていないのに対し、伊藤塾では平成18年度以降の問題を省略せず網羅的に掲載されていました。これにより、一つの論点に対して多角的にアウトプットすることができ、知識をより盤石なものとすることができました。
一方デメリットとして、合格革命よりサイズが一回り大きい点、解説が総じて雑という点が挙げられます。合格革命は元々コンパクトなサイズ感な上、自分で科目ごとに分冊しましたので携帯性抜群でした。一方伊藤塾は、最初から2分冊されているものの、1冊約600ページ、2冊で合計約1,200ページあり持ち歩きに不便でしたが、分冊せず気合いで持ち歩いていました。また、解説は法律資格試験に定評のある予備校が本当に作ったのかと思えるくらいに雑なものでした。具体的には、正答肢については「その通りである」の一言で、誤答肢については「条文・判例では〇〇となっている」と引用しているのみで解説になっていないものが大半で、ある程度知識のあるレベルで使用しても非常にイライラさせられました。
そのお陰もあって、十分に理解できていない問題については徹底的に調べる習慣が身に付き、結果的に合格に結び付いたと感じます。解説検索の際は、合格道場様のサイトで丁寧な解説がされていたため、主に利用させていただきました。また、民法は併せて司法試験・予備試験用逐条テキストも用いました。

●年度別過去問
市販模試に前年度の試験問題が掲載されていたため、あえて前年度に出版されたものを購入し、計6年分の試験問題を解きました。
直近5、6年以内に出題された論点が再び出題されやすいというデータがあることを耳にしたため、完璧にすべく使用しました。まとめノートは、主にこちらで苦手だった論点について作成しました。
行政書士試験センターでも試験問題原本が配布されていますが、著作権の都合により削除されている問題、法改正に新たに対応した問題を解くためにこちらを購入しました。ただ、試験問題のレイアウト・解説が見づらかったため、上記に該当しない問題は原本を、解説は合格道場様のサイトを活用しました。
7月~8月にかけて6回分解いたところ、全て200点前後で合格点を越えていました。

●模試
模試は、LECとTACの市販模試を使用しました。5月~11月にかけて計6回分解いたところ、全ての回で140~160点位で合格点に達することができず、ショックでした。
模試が全般的に、特に行政法・民法は過去に未出題の論点が多く出題されていますので、結果はあまり気にしなくていいと思います。
合格道場についてコメント
令和6年度から一般知識が基礎知識と変更され、行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法等が新たに出題範囲に加わり、対策に途方に暮れていたところ、合格道場様のサイトで練習問題が掲載されていることを知りました。プライム会員として利用を開始したのが直前期の9月だったこともあり、基礎知識以外の問題を利用する時間がありませんでしたが、こちらのお陰で、本番で出題された行政書士法・住民基本台帳法の問題は自信をもって解答することができました。
また、過去問の解説についても、一つ一つの肢に対して詳しく解説されていたため大変勉強になりました。
この場を借りて感謝を申し上げます。