足立 崇さん(2022年合格)
行政書士を目指した理由は?
何か自分の強みになるような資格を取得したいと考えたからです。
仕事上、ある程度の法律知識はあり行政書士の試験は自分に有利だろうと高を括っていました。
ところが勉強を始めると自分の知識のなさを思い知らされることになり、恥ずかしくなりました。それでも自分の知らなかった知識を吸収する機会を持ち、試験に合格することで形として残したいと思いました。
合格した瞬間どのように感じましたか?
結局、合格まで3回受験することになりました。
当初、高を括っていたのに2回不合格となり、3回目でダメなら断念する気で最後の年は勉強しました。
実際、3回目の試験を終えた時、「もう来年は同じように勉強することはできない」と思いました。そして、私的にはこの3回目の試験が今までで一番難しく感じ、妻には「一年よく勉強したので、あきらめつきました」と、これまでの協力に感謝し今後子供と遊んでやること、分を弁えて今の仕事を続けることをメールしました。
ところが帰宅後、持ち帰った問題を自己採点してみると択一式だけで188点あり合格点を上回っていました。思わず「やった!うかっとるぞ」と口にしました。もちろんうれしかったです。それ以上に「これでゆっくりできる」とホッとしました。
数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか?
2回不合格となりましたが、1回目は勉強不足でした。2回目はある程度自信をもって受験に挑んだのに不合格となり、問題をやりこむ必要を感じていました。
合格道場を知り、問題数の豊富なこと、スマートフォンで場所を選ばず学習できることから合格道場を利用することとして、プライム会員を申し込みました。
合格道場をどのように利用されましたか?
とにかく反復しました。正解しなかった問題はもちろん、正解できても自信のない問題、重要度が高いと思う問題は印をつけて反復しました。場所を選ばずスマホがあれば学習できるという手頃さもあり、仕事や家族サービスの合間も活用しました。
夏ごろには一通りの問題を終え、テキストを読み返してから、10月から試験まではもう一度自信のない問題、重要度の高い問題をやり直しました。
ただ、民法の根抵当や商法、一般知識の経済などで難易度が高いものは、ある程度捨てた部分もあります。
合格道場が提供するサービスの中で特に良かったものは何ですか?
過去の正誤が記録され不正解が多い問題、問題に星印をつけて必要と感じた問題を繰り返して学習できた点が良かったです。
今後の予定について
もちろんせっかく取得した資格ですし、合格のため吸収した知識で勝負したいという気持ちはあるので、開業の夢は持っています。
ただ、自分自身の器量を考えると、色々思うところはあっても現在の仕事は安定しており、家族もある身で躊躇しているというのが正直なところです。
新たな資格への挑戦も検討していますが、あまり手を広げすぎても散漫になる気もします。行政書士の試験で得た知識は、自分の武器と考えています。まずは、この武器を錆び付かせないようにしたいと思います。
これから受験される人にアドバイスをお願いします
合格への近道は、勉強することしかありません。とにかく反復・反復です。
ただ、手を広げすぎる必要はありません。法令は、基本的なテキストで基礎固めできれば、合格道場を反復することで肉付けできると思います。一般知識は、なかなか範囲を絞って勉強しづらいところですが、毎日ニュースを見て世の中の動きを把握しておくとよいと思います。法令にせよ一般知識にせよ、気になることは、インターネットで検索できます。
その他、質問以外でお話いただけることがあれば
行政書士試験は、合格基準点以上さえ取ることができれば必ず合格できる公平な試験です。
今後の開業予定は現在のところ未定ですが、自分自身は受験を通して自分の無知を思い知ることができ、貴重な経験を積むことができたと思っています。