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  1. 道場生受験体験記
  2. 合格者インタビュー
  3. 令和5年(2023年)度 合格者
  4. 関 かな子さん

関 かな子さん(2023年合格)

関さんの受験体験記

行政書士を目指した理由は?

これまで営業職しか経験のなかった私ですが、自身の海外生活経験や外国人の友人のビザ申請の相談を受ける機会があったことから、いつかはビザ申請関係のお手伝いをできたらいいなと思っていたところ、行政書士という資格が申請取次業務をできると知り、行政書士を目指すようになりました。調べるうちに行政書士の業務範囲がとても広いことを知り、ビザの申請以外でも多方面から人の役に立つことができるのではないかと思うようになりました。

合格した瞬間どのように感じましたか?

今回で3年目の挑戦でした。1年目は夏頃から勉強を始めて圧倒的勉強時間不足、2年目は試験直前にコロナに罹患してしまい、やっと万全な体制で挑んだ3回目の試験で一番対策はできていたはずだったのに、試験直後はこれまでの受験の中で一番自信のない感覚でしたので、正直合格しないと思っていました。そのため合格発表当日もすぐには調べず、夕方になってから仕事終わりに一人になったときにこっそり結果をみました。合格発表者の欄に自分の受験番号を見つけたときは、信じられず興奮で震える手を抑えながら何度も何度も自分の受験票の受験番号を見直しました。とりあえず応援してくれていた家族に自分の受験番号と合格者一覧の写真を送り、間違いではないことを確認してもらい、お祝いと労いの言葉をもらってやっと、「本当に合格したんだ!」と実感が湧いてきました。

数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか?

市販の過去問集や肢別問題集を解いていても、解説がどうしても理解できないときに、インターネットで意味や内容を検索するようにしていたのですが、その作業のなかで合格道場の問題解説のページにとんだことが何回かありました。そこに書かれていた解説が初学者でもわかるようなとても分かりやすい解説で、毎回なるほど~!!と納得でき、そこから合格道場のサイトを利用するようになりました。会員になれば過去問以外の問題やウェブ模試も受けることができると書いてあり、これは隙間時間の有効活用もできそうだと思いすぐにプライム会員に登録しました。実際に登録してみて、過去問以外の練習問題や単元テストについても問題数がかなりの量であるにも関わらず、細かな法改正にもきちんと対応されていたり、一問一問の解説の丁寧さに驚きました。

合格道場をどのように利用されましたか?

某通信予備校の講座も申し込みをしていました。予備校のテキストはポイントが絞ってあるので効率良く勉強ができそうと思いましたが、一方で1年間で組まれたスケジュールの中で科目ごとに順に講義が配信されるため、予備校のスケジュールに合わせていたら後半の範囲がほとんど回せないなという懸念がありました。

そのため、講義のスケジュールに縛られずに、項目ごとにテキストを読み込む→判例集を読む→過去問を解く→合格道場の練習問題を解く→テキストに戻る・講義を見る ということを早いうちから繰り返していました。記憶が薄れないうちに全科目1周回して戻ってきたいという思いが強かったので、合格道場の練習問題は逆に問題数が多すぎるくらいでしたが、最初はLv1、2、3だけに絞り直前にLv4、5の問題を解くようにしました。

↑一問一答のスクショ

一問一答は仕事の休憩時間や通勤時間、ちょっとした隙間時間にスマホでちょこちょこ利用しました。覚えられていない問題はスクショに撮って家に帰ってからテキストに書き込んだりしていました。あまり勉強の時間が取れない日はこのスクショばかりが溜まっていました。

このサイクルで特によかったと感じたのは、合格道場の練習問題で早いうちから五肢択一の問題に慣れることができたことです。不合格だった2回は肢別問題集や一問一答の問題ばかりを解いており、問題の正誤判断はつくのですが、五肢択一形式になるとどれも正解っぽい・・・という状態に陥ってしまっていました。試験形式の問題に早くから取り組むことで問題文のどんなところがひっかけられやすいのかや、似たような内容の知識から正しい肢を絞り込む力がついたのではないかと思います。


合格道場が提供するサービスの中で特によかったものはなんですか?

どのサービスも私には合っていたのですが、「要点テキスト」も、まさにそこが知りたかったという自分の中で混同しやすい項目がとても端的にまとめられていたので、印刷して洗面所やトイレなどの壁やドアに張り、歯磨きしながらやお風呂上りにドライヤーをしながらと、日常生活の中で目にできるようにしていました。

↑道場の総合テストは
プリントアウトして行いました

また単元テストや総合テストなども自分の苦手分野や理解ができていない分野を見つけるのに役立ちましたし、実際の試験問題数と同じなので、時間配分の訓練にもなりよかったです。

今後の予定について

行政書士試験の受験を決めた時から実務経験を積みたいと考えていたので、行政書士事務所に転職していました。今は違う分野の業務を担当しているのですが、これからは勤務行政書士登録をして、入管や申請取次業務をもう一つの柱として取扱業務を増やしてさらにお客様のお役に立てればと考えています。

これから受験される人にアドバイスをお願いします

合格した自分を具体的にイメージすることは日々のモチベーションを保つのに必要だと思います。日々仕事や家庭の事情で勉強できない日があったり、何のためにやっているのか分からなくなったり、気持ちの浮き沈みもあると思います。でもそんなときこそなぜ行政書士の資格を取ろうと思ったのか、合格したらどうしたいのかを思い描くことで、初心に帰って、よし、がんばろうと気合を入れることができると思います。具体的であればあるほど近づけている実感が湧くのではないかと思います。

また行政書士試験の出題範囲すべてを完全に理解して、暗記することはほぼ無理だと思います。テキストを読んでも問題を解いても調べてもどうしても理解できないことも出てくると思いますが、それに固執してしまうと前に進めなくなってしまうので、諦める気持ちも大事だと先輩行政書士さんにアドバイスを受けました。

「もし試験でその問題が出たら解けなくても他の問題で解ければいいのだから。できないところは諦めも肝心。できないことよりできるようになったことに目を向けるほうが自信につながり生産性が上がるよ。」という言葉が勉強を進めていくうえでとても心の支えになりました。なので、受験される皆さんも解けない問題ばかりで不安になったときは、完全に理解している分野だけを解いてこれまでのちゃんと勉強してきている自分、分かるようになった自分をたまには褒めてあげる時間も是非作ってみてください。

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