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  1. 道場生受験体験記
  2. 合格者インタビュー
  3. 令和5年(2023年)度 合格者
  4. 杉山 慧さん

杉山 慧さん(2023年合格)

杉山さんの受験体験記

行政書士を目指した理由は?

私は学生時代、勉学に一切興味がなく、何をしたいということもないまま人生を送ってきました。
転機となったのは、二十代後半に転職したとき、職場で尊敬できる先輩たちに出会ったことです。仕事で様々な悩みを抱えていたこともあり、どうすれば先輩たちのようになれるのか真剣に考えるようになりました(それまで出会った中に尊敬する方はいましたが、危機感が圧倒的になく、ぼーっと生きていました)。
フットワークを軽くするため体力をつけようと運動を始め、仕事に関連する資格を取り、そうして自分なりに色々考え経験する内に勉強することに興味を持ち、どこまでやれるか試してみたくなりました。また、プライベートで法律に関連する出来事がいくつか起こり、その影響も大きかったと思います。

行政書士はそういう意味で、独学可能な難易度の高い国家資格というブランドがある、一番適した資格でした。

合格した瞬間どのように感じましたか?

職場でこっそり合格発表を見ていたこともあり、じんわり嬉しさを噛みしめました。でも、我慢できずにその場で家族に合格したことを連絡し、本当に合格しているのか3回ほどパソコンの画面を確認しました。
その時に感じたのは、嬉しいけれども、それよりも自分の努力が報われたことに対する安堵の気持ちでした。

数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか?

勉強時間を登録するアプリがあるのですが、行政書士の勉強をしている方を何人かフォローしていて、その内の一人が使っているのを見て興味を覚えました。調べてみたら過去問もある、暗記の表もある、模試(総合テスト)もある、問題数はかなり多く記述も対応、受験者体験記もあると盛りだくさんだったので登録しました。

丁度その頃、アプリの相互フォローさんの勉強時間を見て、このままではマズイと危機感を募らせたこともあり、職場でも勉強しようと決意したところでした。職場でテキストを広げるのは難しかったので、スマホで解けることは非常にありがたかったです。(大きな声では言えませんが、仕事を早めに片して誰もいないとき、こっそり合格道場の問題を解いていました)

合格道場をどのように利用されましたか?

メインは平日の昼休みや休憩時間に職場で使っていました。仕事でもパソコンを使うため、勉強時間を増やし始めた頃から肩こりや頭痛に悩まされることが多々あり、負担を減らすために家では紙の教材だけにしました。土日はiPadと紙の教材を持って図書館へ行き、タイマーを使って30分ごとに紙→iPad→紙を繰り返しました。

最初は練習問題のみ取り組みましたが、3~4周ほどして限界が見えたので、間違えたり気になる問題だけに絞り、空いた時間を一問一答や記述に回しました。
問題はたくさんやればいいという部分もありますが、その一方で点数に貢献できる限度も見えてきます。そうしたときにがむしゃらに解くのではなく、自分の足りない部分、弱点を見つめ直す必要が出てきます。私の場合は六法でした。
偉そうなことを言っていますが、4月頃に問題を解くだけではダメだと気づきながら、試験の3~4ヶ月になってようやく六法に取り組みました。これから受験される方には反面教師にしていただければと思います。

合格道場が提供するサービスの中で特によかったものはなんですか?

すべてです。人によっては効率的に使うことができるかと思いますが、私は数の力でゴリ押しタイプだったので問題をひたすら解くことで不安を除きました。一問一答も練習問題も要点テキストも受験体験記も余すことなく全て使わせていただきました。

今後の予定について

開業及び別の資格を取得する予定は、現在ありません。やりたいことがあるのでそちらの勉強をしたり、自由な時間をしばらく満喫するつもりです。せっかく取得した資格なので、どこかで活かせたらいいな、とは思っております。

これから受験される人にアドバイスをお願いします

健康第一にご自愛ください。というのも、勉強開始してから何度か体調不良になったこともあり、健康管理は非常に大切だと痛感しました。健康あってこその勉強です。

あと、自身の経験から来るので強調して言っておきますが、六法は本当にやっておいた方がいいです。択一だけでなく、記述を解くのに大きく影響します。個人的には一問一答や肢別過去問を解くときにセットで確認することをお勧めします。素読がいいと言われてやったこともありましたが、何がいいかは人によるかと思います。私は向いておらず、問題を解きながら確認する方が向いていました。

最後にもう一つ、自分は受けていませんが、模試を受けることはやっておいた方がいいと思います。定期的に受けて自分の弱点を見直すこと、点数から危機感を抱いて勉強に対する緊張感を持つこと、対策が難しい一般知識等の傾向を見出すことなど得られることは山ほどありますのでお勧めです。

その他、質問以外でお話いただけることがあれば

私は行政書士になりたくて資格を取得したわけではありません。そのことを職場の尊敬する先輩に話したとき、意味はあるのかとズバリ言われました。

私は遠回りが好きで、仕事に関係ないことに興味を覚えます。人からすれば無意味かもしれません。でも、それは私ではない誰かの視点です。自分がしたいと思ったことを信じてください。

とある偉人もこんな言葉を残しています。「人の一生は重い荷物を背負って遠い道を行くようなものだ。急いではいけない」。急いで結論を求めず、自分のやってみたいことを信じたその先に自分なりの新しい価値が生まれるのだと思います。努力したこと、続けたこと、行動したことは大きな財産です。どのような理由、経緯にせよ、受験する皆さんを心から応援しております。

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