高橋 昌則さん（2024年合格）
行政書士を目指した理由は？
一番の転機は4年前に腰部椎間板ヘルニアを発症したことだと思います。小売業にて20年以上在籍しておりますが、このまま今の仕事を続けていけるのかを考え、ほかの道も模索するようになりました。
もともと調理師専門学校卒で転職をして小売業に入りましたので、ここまで法律をしっかり勉強しようという考えは恥ずかしながらこういう機会がなければ起きなかったかもしれません。
ヘルニアになる前から少しずつですが自身のスキルの見える化を行ってみよう、とぼんやりと考えながらファイナンシャルプランニング技能士、ビジネス実務法務検定、個人情報保護士、ＩＴパスポートと取得をしておりましたが、どちらかというと接客の話のひとつとして、個人の生活に活用するために取得しておりました。
法律関係の基礎を少しだけ学習していた事から3年前に宅建にチャレンジし、合格したことで新しい道を本格的に考えるようになり、行政書士、司法書士にチャレンジすることを選択しました。
現在の仕事も小売業ではありますが、客先に伺いながらパソコン、スマホ、デジタル家電のご不便の解決を行っており、その際に相談いただく内容からも行政書士、司法書士が必要になるイメージが湧きましたので、ヘルニアをきっかけに空いた時間をとにかく勉強時間へシフトしていきました。
合格した瞬間どのように感じましたか？
1回目の試験は記述問題で単語を度忘れしてしまったことで10点不足と非常に悔しい結果となってしまいました。
2回目の今回の試験でも凡ミス、マークミスが少しあり、記述問題の結果待ちと合格発表当日まで落ち着かない状況を作ってしまい、合格した時はホッと一息付けた感じでした。ようやくやりたい事への道筋ができた、と感じました。
「やった！」という感じよりも「これでいろんな方の手助けができるようになる。このまま次のステップに進もう。」という感じです。
数ある講座の中で、合格道場を選んだ決め手は何ですか？
個人的に、紙ベースの問題集では丸ごと覚えてしまい、違う問題に対処できない感じがありましたが、画面上に表示される問題は丸ごと覚えることもなく、きちんと理解しないと解けない感があり、知識の定着に非常に有効と考えて合格道場を選択しました。秒トレアプリも利用しておりましたが本試験に沿った問題は出てこないため、合格道場で本試験に沿った演習ができることも決め手の一つです。
また、記述式の練習問題も毎回紙に書くのではなく、入力でできる分早く次の問題に移ることもできることも魅力でした。
合格道場をどのように利用されましたか？
通勤時間が車で片道1時間半ある部分に、様々なYouTube動画を流し、画面は見ることはできませんので耳学で何度も聞きながらインプットし、ちょっとした空き時間や病院の待合時間、リハビリ時間は合格道場の一問一答と秒トレアプリ、休日など長めに時間をとれるときは練習問題と記述式の練習を行っておりました。
試験1か月前には一旦すべてリセットし、再度すべてやり直して知識の確認と記述問題に慣れるように利用しておりました。
1回目はテキスト中心に読み進めましたが、急な仕事などが入ることで時間が足りず記述対策が試験直前の1週間前から開始と時間が足りずに焦ってしまう状態になっていましたので、2回目の試験の時は仕事も先回りして終わらせながら時間の捻出を行っておりました。
2回目の受験では少しだけ時間に余裕ができたため、自分なりにまとめた紙をベッドサイドやトイレに張り付けて、空き時間に見ることのできるように対策し、試験当日も持ち込んで最終確認を行っていました。テキストは間違えて覚えていた箇所に付箋だけつけて再確認用として活用しておりました。
11月から始まる、行政書士試験、賃貸不動産経営管理士試験、マンション管理士試験、管理業務主任者試験の4つを4週連続で受験する、という少し無茶なスケジュールにしてしまいましたが、行政書士試験の勉強に詰まってきたときに別の試験の勉強をすることで気分転換になっていたと思います。あまりおすすめできませんが・・・。
合格道場が提供するサービスの中で特によかったものはなんですか？
記述の練習問題の豊富さ、そして入力で何度も練習できるのが非常に大きかったです。
特に1回目で単語が出ない大失態をしましたので記述問題への対策は早めに行い、もちろん多肢選択、条文知識がないとうまく解答できない部分もありましたので、1週目は確認しながら解答、2週目は見ずに解答して修正、3週目に得点予想をしながら解答しておりました。
練習問題の間違えたものだけ絞って再出題も良かったです。知識が定着していないときは何度も間違えますので、何度もチャレンジして定着させていきました。
今後の予定について
現在、2027年開業に向けて準備をしております。行政書士だけでなく、司法書士も必要と考えておりますので現在は司法書士試験に向けて学習をしております。他の事業と並走させる予定ですので準備に時間がかかることと、司法書士試験の難易度から再来年を目標としております。
これから受験される人にアドバイスをお願いします
個人的な意見ではありますが、勉強時間よりも「どれだけ集中して勉強したか？」がものすごく大事だと思います。
特にフルタイムの畑違いの仕事をされている方は勉強時間の捻出に苦心し、あきらめてしまう人も多いかと思いますが、少ない時間でもどれだけ集中できるか？に重きを置けば、少ない勉強時間を無駄にしないで最大限の効果を発揮できると考えております。
また、人に教えることができるくらいになれば、かなり理解が進んでいるようになりますし人に教えなくてもいろんな場面で覚えた知識を使って「あ、このニュースはこういう背景があるな」「この場合の時効は・・・」などをつぶやいたり、自分なりにまとめてみることでも知識の定着が進みますのでおススメです。
また、個人的な感想ですが、本試験の時に、より集中できるように普段から雑音（関係ないYouTubeを流す等、音楽はNG）を流しながら練習問題に取り組むと、試験当日の周囲の雑音が気にならずに自分の試験に集中できるようにもなります。
長期戦になりがちな試験ですので期間を区切ってFP、個人情報保護士、ビジネス実務法務検定などで実力をつけていくことも中だるみが起きにくくなるためおススメです。すべて行政書士試験の糧となります。
その他、質問以外でお話いただけることがあれば
勉強にモチベーションを求めず、習慣化してしまうことをおススメします。やる気が出ないから今日はやらない、という事を行ってしまえばどんどんやらなくなってしまいます。
少しだけでも毎日やることで習慣化して継続して勉強することできちんと成果に結びつきます。
合格道場ならスマホで空き時間にもできるし、テキストを何冊も持って出かける必要もありません。ちょっとした空き時間に1問、昼休憩に食事を早めに済ませて数問、とやるだけでも力はついていきます。
分からないところは一旦飛ばして、ほかの知識が入ることで、後で見たら分かる事も多いです。
判例はYouTubeで無料解説されている動画を見るのがおススメです。
最後にもう一つ。大事なものは「睡眠時間」です。睡眠時間を削って勉強してしまうと効果が一気に落ちてしまう可能性がありますので、ご自身の体調管理、無理をしないで休養を取りつつ、やるときはしっかり集中して勉強すれば成果に結びついてきます。1回、2回と試験を通らなくても知識はしっかりついています。
是非チャレンジしてみてください！