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  4. 問47

平成28年-問47 一般知識等 政治

Lv2

問題 更新:2023-05-31 14:11:08

日本と核兵器の関係に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。

  1. 1945年8月6日にアメリカが広島に、同年8月9日にソ連が長崎に、それぞれ原爆を投下した。
  2. 1954年にビキニ環礁でフランスが水爆実験をし、日本漁船が被ばくし、死者が出た。
  3. 1971年に、核兵器を「もたず、つくらず、もちこませず」を趣旨とする非核三原則が国会で決議された。
  4. 第2次安倍内閣は、これまでの非核三原則を閣議決定において転換し、オーストラリアに核兵器を輸出した。
  5. 2016年5月に現職としては初めて、アメリカのオバマ大統領が被爆地である広島および長崎を訪問した。
  解答&解説

正解 3

解説

1945年8月6日にアメリカが広島に、同年8月9日にソ連が長崎に、それぞれ原爆を投下した。 1.妥当でない。

1945年8月9日に長崎に原爆を落としたのもアメリカである。

1954年にビキニ環礁でフランスが水爆実験をし、日本漁船が被ばくし、死者が出た。 2.妥当でない。

ビキニ環礁で水爆実験をしたのはアメリカである。この実験によって、日本漁船第五福竜丸の船員全員が被ばくし、無線長が亡くなった。この環礁は、1946年からアメリカの核実験場となっていた。

なお、フランスが1996年まで行っていた水爆実験は南太平洋フランス領ポリネシアのムルロア環礁である。

1971年に、核兵器を「もたず、つくらず、もちこませず」を趣旨とする非核三原則が国会で決議された。 3.妥当である。

非核三原則は「核兵器を持たず、作らず、持ち込まさず」とし、1967年国会の答弁で当時の総理大臣であった佐藤栄作が提言した。そして1971年に国会で決議された。

第2次安倍内閣は、これまでの非核三原則を閣議決定において転換し、オーストラリアに核兵器を輸出した。 4.妥当でない。

第2次安倍内閣が、これまでの非核三原則を転換して、オーストラリアに核兵器を輸出した事実はない。

2016年5月に現職としては初めて、アメリカのオバマ大統領が被爆地である広島および長崎を訪問した。 5.妥当でない。

2016年5月にアメリカのオバマ大統領が被爆地広島を訪問したことは正しいが、長崎は訪問しなかった。

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