令和4年-問54 基礎知識 一般知識Ⅲ
Lv2
問題 更新:2023-11-20 19:08:17
次の文章の空欄[ ア ]~[ オ ]に当てはまる語句の組合せとして、妥当なものはどれか。
地球環境問題を解決するためには、国際的な協力体制が不可欠である。1971年には特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関して、[ ア ]が採択された。1972年に国連人間環境会議がスウェーデンのストックホルムで開催され、国際的に環境問題に取り組むための[ イ ]が決定された。しかし、石油危機後の世界経済の落ち込みにより、環境対策より経済政策が各国で優先され、解決に向けた歩みは進まなかった。
それでも、1992年にブラジルのリオデジャネイロで国連環境開発会議(地球サミット)が開催され、「持続可能な開発」をスローガンに掲げたリオ宣言が採択された。同時に、環境保全に向けての行動計画であるアジェンダ21、地球温暖化対策に関する[ ウ ]や、生物多様性条約なども採択された。その後、1997年の第3回[ ウ ]締約国会議(COP3)で[ エ ]が採択され、さらに、2015年の第21回[ ウ ]締約国会議(COP21)で[ オ ]が採択されるなど、取組が続けられている。
ア | イ | ウ | エ | オ | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 国連環境計画 | パリ協定 | 京都議定書 | ラムサール条約 | 気候変動枠組条約 | |
2. | 国連環境計画 | 京都議定書 | パリ協定 | 気候変動枠組条約 | ラムサール条約 | |
3. | ラムサール条約 | パリ協定 | 国連環境計画 | 京都議定書 | 気候変動枠組条約 | |
4. | ラムサール条約 | 国連環境計画 | 気候変動枠組条約 | 京都議定書 | パリ協定 | |
5. | 京都議定書 | 気候変動枠組条約 | ラムサール条約 | 国連環境計画 | パリ協定 |
正解 4
解説
ア:ラムサール条約、イ:国連環境計画、ウ:気候変動枠組条約、エ:京都議定書、オ:パリ協定
空欄に補充した文章は以下のとおり。
地球環境問題を解決するためには、国際的な協力体制が不可欠である。1971年には特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関して、[ア:ラムサール条約]が採択された。1972年に国連人間環境会議がスウェーデンのストックホルムで開催され、国際的に環境問題に取り組むための[イ:国連環境計画]が決定された。しかし、石油危機後の世界経済の落ち込みにより、環境対策より経済政策が各国で優先され、解決に向けた歩みは進まなかった。
それでも、1992年にブラジルのリオデジャネイロで国連環境開発会議(地球サミット)が開催され、「持続可能な開発」をスローガンに掲げたリオ宣言が採択された。同時に、環境保全に向けての行動計画であるアジェンダ21、地球温暖化対策に関する[ウ:気候変動枠組条約]や、生物多様性条約なども採択された。その後、1997年の第3回[ウ:気候変動枠組条約]締約国会議(COP3)で[エ:京都議定書]が採択され、さらに、2015年の第21回[ウ:気候変動枠組条約]締約国会議(COP21)で[オ:パリ協定]が採択されるなど、取組が続けられている。
ア.ラムサール条約(Ramsar Convention)
湿地の保存に関する国際条約。水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年2月2日に制定され、1975年12月21日に発効した。
イ.国連環境計画(UNEP)
1972年ストックホルム国連人間環境会議で採択された「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として同年の国連総会決議に基づき設立された国連の補助機関。
ウ.気候変動枠組条約(UNFCCC)
大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなど)の濃度を安定化させることを究極の目的とし、1992年5月に採択され、1994年3月に発効した。
エ.京都議定書
国連気候変動枠組条約の附属書I国(先進国)に対して、一定期間(約束期間)における温室効果ガス排出量の削減義務として、1990年比の削減目標を課している。
1997年12月の京都におけるCOP3で採択され、2005年2月に発効した。
オ.パリ協定
先進国、途上国の区別なく、全ての国が温室効果ガス排出削減等の気候変動の取組に参加する枠組み。2015年12月のパリにおけるCOP21で採択され、2016年11月に発効した。
参考:COPとは
締約国会議(Conference of the Parties)の略称で、国連気候変動枠組条約締約国会議を指す。
1995年にCOP1がドイツのベルリンで開催された。新型コロナウイルス流行の影響で延期された2020年を除き、年に1回開かれている。
(COPの後の数字は開催回を示す。)