平成27年-問53改題 基礎知識 一般知識Ⅲ
Lv4
問題 更新:2023-05-31 14:32:29
日本における高齢者(65歳以上)に関する次のア~エの記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。
ア.平成27(2015)年10月1日現在の高齢者人口は、人口全体の4分の1を超えている。
イ.平成27(2015)年の国別高齢化率で、日本はイタリア、ドイツに次いで世界第3位、アジア圏では第1位である。
ウ.平成26(2014)年の都道府県別の高齢者人口統計によれば、高齢者人口が最も多いのは東京都である。
エ.平成26(2014)年の一般刑法犯検挙人員中、年齢別分布で見ると20歳代のグループに次いで65歳以上のグループが第2位を占めている。
- ア・ウ
- ア・エ
- イ・ウ
- イ・エ
- ウ・エ
正解 4
解説
平成27(2015)年10月1日現在の高齢者人口は、人口全体の4分の1を超えている。 ア.正しい。
65歳以上の高齢者(以下「高齢者」という)人口は3,392万人(平成27(2015)年10月1日現在)で、総人口(1億2,711万人)に占める割合は26.7%となり、人口、割合共に過去最高となった。これはいわゆる「団塊の世代」(昭和22年~24年の第一次ベビーブーム期に出生した世代)のうち、昭和23年生まれが新たに65歳に達したことによるものと考えられる。
平成27(2015)年の国別高齢化率で、日本はイタリア、ドイツに次いで世界第3位、アジア圏では第1位である。 イ.誤り。
「世界第3位である」という点が誤り。
平成27(2015)年の国別高齢化率によると、第1位は日本(26.34%)、第2位はイタリア(22.40%)、第3位はギリシャ(21.39%)である。
なお、世界1位ということはアジア圏でも第1位である。
平成26(2014)年の都道府県別の高齢者人口統計によれば、高齢者人口が最も多いのは東京都である。 ウ.正しい。
平成26(2014)年の都道府県別の高齢者人口統計によると、高齢者人口が最も多いのは東京都であり、3,011千人である。
ちなみに第2位は大阪府で2,267千人である。
平成26(2014)年の一般刑法犯検挙人員中、年齢別分布で見ると20歳代のグループに次いで65歳以上のグループが第2位を占めている。 エ.誤り。
「65歳以上のグループが第2位を占めている」という点が誤り。
平成26(2014)年の一般刑法犯検挙人員中では65歳以上のグループが第1位である。
年齢別分布で見ると、20歳代のグループが4万1,229人、65歳以上のグループが4万7,252人で、成人の他の年齢層と比較して最も多かった。