参考書は必要?
Q. 参考書も無しでこちらのサイトのみの学習で合格するのはさすがに無謀ですか?
A. 合格道場の過去問、問題集に関しても、まずは参考書によるインプットを推奨します。
インプットを飛ばしていきなり練習 問題や過去問題をやるという勉強方法は、一般に良くない例として挙げられています。
その理由としては、市販の問題集で考えた場合、問題集に書かれていることをしっかり覚えても網羅的な学習とならない、すなわち穴だらけの知識になりますし、それを補う為に市販問題集を数多くこなしても、体系に沿った学習にならないため、整理して理解できないことに繋がるからです。
例えば、行政法は似た法律が多いため、体系に沿って学習しても混同しやすいのに、インプット抜きで学習すると、更に整理されず混同しやすいです。
この点、本サイトで掲載している問題は、一般的な参考書に書かれている内容程度は、問題及び解説にてほぼ網羅していますし、体系に沿って問題は並べている ので、インプットを飛ばしていきなり本サイトの問題に取り組んだとしても、このような一般に挙げられる弱点が露呈するとは必ずしもいえないかとは思います。
しかし、それでもインプットゼロでいきなり本サイトの問題へ取り組むのは、推奨できる方法ではないです。
何問かやれば、分かるでしょうが、本サイトの問題は、本試験のレベルを意識して作成していますので、レベル3以下の問題でもそれなりに難しく、インプットゼロでやると質問の意図すら理解できないように感じる問題も多いかと思います。
また、解説もある程度の基礎知識があることを前提に書いていますので、解説も理解できないということにもなりえます。
したがって、一冊本でもかまわないので、最低限のインプットによる基礎をつけてから取り組むことをお勧めします。
また、一般知識等については、本サイト掲載の問題をやったからと言って、合格に十分と太鼓判を押せるほどではないので、それに関する書籍の購入は必要だと思います(一般知識等の学習についての詳細はこちらを参照してください)。
他に知識の確認や仕上げ的な意味合いで、予備校等で行っている模試や市販の直前予想模試なども、利用した方が良いかと思います。
行政書士試験では、試験料以外に、予備校等を利用した場合にお金がたくさんかかるのは当然として、独学においても、本代がなんだかんだと嵩みがちで、一般 には全部で10冊以上(例えば参考書関連だけでも判例六法+1冊本+行政法+民法+一般知識等で5冊、問題集関連で、過去問+練習問題集(法令と一般知 識)+記述式問題集+市販模試で5冊)、購入している方が多いです。
本サイトを利用することで、書籍の購入冊数を減らすことはできますが、それでも必要最低限の費用は意識されておいた方が良いかと思います。