学習する順番
一般的に推奨される学習する科目の順序としては、基礎法学・憲法・民法を前半に学習するという順序です。
たとえば「基礎法学→憲法→民法→行政法→商法」や「基礎法学と憲法を同時進行→民法→行政法→商法」とし、基礎知識は常に同時進行で勉強するか、又は最後に持ってくるというのが理解しやすいとされています。
【例1】
基礎法学 → 憲法 → 民法 → 行政法 → 商法
【例2】
基礎法学と憲法を同時進行 → 民法 → 行政法 → 商法
また、受験経験のある人は、あまり科目にとらわれず関連する所を中心に学習を進めていくという方も多いようで、ある程度基礎ができている方には有効な方法だと思います。
部分的な例を挙げると「憲法→行政法(国家賠償法)→基礎知識」「基礎法学→基礎知識→行政法(地方自治法)」「多肢選択式→基礎知識(文章理解)」という感じです。
【例3】
憲法 → 行政法(国家賠償法) → 基礎知識
【例4】
基礎法学 → 基礎知識 → 行政法(地方自治法)
【例5】
多肢選択式 → 基礎知識(文章理解)
いずれにしても、関連付けて学習するというのは、理解しやすく記憶にも残りやすいですし、また、法の垣根を越えた問題にも対応しやすくなるのではないかと思います。
法の垣根を越えた問題というのは本来の出題分野とは違う法律の知識で解く問題のことです。
過去の出題例としては、行政不服審査法の出題で憲法の知識で解く問題や、地方自治法の住民訴訟の出題で行政事件訴訟法の民衆訴訟という観点から解けば正解にたどり着く問題などがありました。